赤沢宿・七面山ゝ登り

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5月3日

今日は家族が計画した山登りと赤沢宿の旅行に出発。

7:40頃家を出て、10:40頃早川町へ突入。

まずは山菜祭りへ。

 

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大変な賑わいで、活気があるのだが、今年は山菜の収穫量が少なかったらしく、長野県から持ってきているそうだ。

天ぷらソバを食べ(五百円)満足。

人は1000人以上来ていそうである。

 

ただ注意なのは、値段。

実際に、ジュースを買おうとして、一つ目のお店は300円、自動販売機は120円、二つ目のお店は100円 (サンプル:mistio)

であった。

一通り見たら、川原で、パンを食べ、出発。

地図↓

地図画像

 

 

次は、廃村に向かう。

 

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ここはもともと大きめな集落があったようだが、2キロ位まわりに、二分して少しだけ人が住んでいる。

 

いろろと生活のあとが感じられた。

 

 

 

 

 

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このあとはすぐに赤沢宿 江戸屋へ。

ここは、71歳と90歳のおばあちゃんが管理していて、

さまざまな昔のお話を聞かせてもらった。

建物は、明治初期の建築。

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着いたらカメラだけ持って、お散歩へ。

 

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この写真の、中央大きな屋根が元 大阪屋。

 

さらに右に行くと

 

 

 

 

 

 

 

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もともと沢山宿があったらしいのだが、今は1軒のみ。

つい20年前くらいは6軒あったという。

残念である。

 

ちなみに、江戸屋では、昔より仕事が忙しくなったらしい。

問題や注文がすべてそこに集まるからである。

江戸屋は、建物がダメにならない限りは続きそうであった。

 

 

 

 

現在と昭和中頃の写真(同じ地点から)

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ほとんど変わっていない。この前の2月の大雪では、2mも積もったらしいが、壊れたのは蔵の屋根(むこっかわ)だけ。

自衛隊の人が早川町にも300人程度派遣されたらしい。 (ここは2人同士言っていることが異なる)

 

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こちらは夕食。

てんぷらは、山菜たっぷり。

鴨肉や、マグロinトロロが気に入った。

ゆば、もとてもおいしい。

そして大好きな三葉のお味噌汁も。

実は、泊まっているのは一組だけで、大分気楽。

ただし、お宿の人はいつもより大分と楽なようだ。

すごい日には、山登りの人達用におにぎりを1000個くらい作るとか。徹夜。

それに比べたら、DSCF9865

 

 

 

5月4日

ぐっすり眠り、6時頃に起こされたので、何事かと思ったら、 山のほうから「南無妙法蓮華経 ・・・ 」と聞こえてきた。6時である。

ちょっと頂上を出るのが早すぎないか?

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こちらが朝ごはん。

鮭がとてもおいしかった。

脂たっぷり。

そして目玉が

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山椒

 

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蕗の薹

 

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の山菜である。これらすべて大好物。

 

とても満足して、出発の準備に取り掛かる。

 

 

 

登山口を7:40出発。 50丁目まであり、1200mほど登る。(頂上までは1500mほど)

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途中、「南無妙法蓮華経」と唱えながら下る団体を3組、登るものを追い越して、1組見た。

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黙々と登り、やっと46丁目。ここで雪が残っているのを発見した。

そして、そこにある門。やっともうすこしで着くといって6回目くらいの休憩。

 

 

 

 

 

 

 

また少し登る。 ここで支柱に使われているのレールは、おそらく早川町に有ったトロッコからの流用であろう。

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フーっと思って見回したらそこは49丁目。

6回目の休憩とお昼ご飯。ここで11:00。

登るのには、実に3時間20分を要した。

ここからはすこーし下って50丁目、敬慎院。

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門から見ると大きい。

 

 

 

 

 

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ここでも荷物を置いて、またお散歩へ。

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こちらは、七板ガレ。

起源は分かっていないらしい。

見ている最中も、コロコロカリカリ崩れていた。砂煙が上がるようなものも頻繁。

この木もいつまでもつか。

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そして散歩から戻ってきたら、偉そうな人が。

この人は、夜のお勤めで色々と読み上げている人だ。

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そして意外なのが、お坊さんのフレンドリーさ。黙々と信仰に徹しているような感じかなと思っていたのだが、話しかけてくれたりだとか、ニコニコ、にこにこと出迎える様子とか・・・ とても意外であった。

 

上のスケジュールの写真で分かるとおり、夕食は5時。

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もちろん精進料理である。

これがおいしい。山の上なのに、食材はきっちりしている。

(物資は簡易ロープウェイか人力で運び上げる。車では行けない。)

そして食べ終わってからもまだ明るいというのが不思議な気分。

 

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富士山を眺めに。

実は、上総一ノ宮のある神社と、富士山、こちら、そして琵琶湖、出雲大社はすべて一直線上にあり、お彼岸には「ダイヤモンド富士」が見られる。 つまりはお察しの通り、この一直線上を太陽が通過するのである。

(ホントかな?)

 

綺麗でおとなしい姿である。

これが噴火するなど考えられない。

 

 

 

 

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ここで説明されている本殿のなかで夕勤。

一時間ずっと正座、出来そうで意外と難しいことである。

こちらにとってはこれこそ修行であった。

 

 

 

5月5日

 

 

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4:30に、デンデヶ太鼓がたたかれて、起きた。

朝。4:50。

ご来光(日出)を見に続々と人が集まってきたが、あいにくの曇り、見ることができなかった。

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朝のお勤めは、パスできるので、がんばって覚えた本殿(撮影禁止)を書き出した。半分は工事中であったので、出来上がってからが楽しみである。

朝食。これも精進料理。

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じょちらが間取り図。小さく見えて、相当大きい。

東一という広間に泊まったのだが、なんと10畳。

それが、この図のひとつの四角の大きさにあたる。

雨が降る予報になっているので、さっさと降り始めた。6:30

途中で実際に雨がパラパラし、ひやひやしたのだが、すぐ止んだ。

下についたのは8:30頃。2時間掛かった。

しかし、下りはとても足が疲れるので、がくがく。

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羽衣橋

それから、滝を2つ眺めた。

 

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ひとつ、面白い写真。

 

 

 

 

さてほっとして、車で帰路に。

 

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これこそが早川橋。

途中にある気になっていた橋に寄ってもらった。

かなり古い。

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隣では新たに橋を建設中。

切り替えも時間の問題である。

 

 

短くても、とても楽しかった。 ちょっと日本の変わった世界をのぞけた気がした。

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