田んぼ2020年


3月17日籾洗い 早川港の海水で籾を洗い、今年の田んぼスタート。沈んだ籾だけを田んぼ上流の流れに沈めて新鮮な大量の水で目覚めさせる。


3月22日苗代づくり 今年から田んぼの一角を苗代とする。耕耘機で苗代にするところのみを耕す。周囲は見回りがしやすいように草を生やしたままに。米糠と二見の堆肥を入れました。


3月28日 苗代を足踏み代掻き。少しだけですから機械を持ってくるまでもなく。


4月4日種蒔き 種籾は数日前に川から出して水を切り、冷蔵庫に。ちょうと鳩胸状態(少し芽が膨らんだ状態)。糯米と黒米は少しだけなのであらかじめセルトレイに播いておき置くだけ。土に密着するよう板を乗せて上に乗る。粳米は直播。苗代は約10m。種籾は約1㎏。


ばら蒔いたあと、籾殻燻炭を撒いて、水遣りする程度に水を入れ、穴あきビニールでトンネルにする。この時期まだ霜が下りることがあるので保温のためと、種籾を食べにやってくるスズメ除けのため。


田んぼの緑肥のレンゲ、今年は暖冬だったのに、生育はいまひとつ。


4月11日荒起こし いよいよ本田の準備。まずはハンマーカッターで緑肥のレンゲを粉砕。


そして荒起こし。トラクターで耕耘。


4月15日 苗のようす。緑色に。


4月19日代掻き 1回目の代掻き。


4月20日 代掻き翌日。畔塗も完了。


苗も順調。


4月23日 毎日通っていても、水口にゴミが詰まったりで干上がる…慌てて入水。この田んぼを始めて4年(その前から有機田だった)、はじめより水が溜まりやすくなったが、それでも1日水が入らないと…。苗代は畦波板で仕切って本田とは別の水位調整。


毎年土を移動しつづけほぼ平らに。ヒエを生やさないためには深水キープが重要。初期の小さな苗は少しの水位の違いで水没するため地盤が水平であることが必須。


4月26日 隣の休耕地、夏以降の予定だったのが、このコロナ渦で早まり、急遽借りることに。急げば今年の田んぼに間に合う!


ハンマーカッターをかけトラクターをかけてみたが、やっぱりヒノキの根が入っていて無理…


4月29日 人力は諦め、ユンボに登場願う。


ユンボの神技・・・半日で大きな根の伐根と畦づくりができ、かなり水平も。


早速水を入れ始めるが、案の定全然溜まらず。ちなみに、水は隣の3枚とは別系統の湧き水。水路の水は使うなとかつての取り決め…


4月30日 足で踏んで泥を練って水を拡げていく…


5月3日 20年以上ぶりの田んぼ。感動。


5月14日苗取り 明日の田植えに備えて苗とり。苗を丁寧に堀上げ軽く洗ってみかんコンテナに並べる。30㎝を越えるような大苗。6葉期または7葉期になって分げつしている苗が殆ど。育苗機関が少し長すぎたか。丁寧に苗取りすると一日では終わらず。
※代掻きは、1回目の2週間後に2回目、田植え直前に3回目。苗代部分は田植え前日に代掻きのみ。


5月15日・16日田植え 水を抜いておいた田んぼに線を引く。交点に苗を1本ずつ植える。30㎝間隔なのでかなりの疎植。今年はコロナ渦で家族3人で全て手植え。いい苗だと、植えるのは楽。田植え以上に時間がかかるが苗取りは丁寧にやるのが吉。


5月17日 田植翌日。浮き苗も殆どない。


植え終わったらすぐに水をいれ、抑草のためということで米糠を表面に浮かせていたが、今年は米糠が手に入らず、数日後に例年より少なめにようやく撒いた。


6月5日 順調に分げつすすむ。復田した田んぼも水が安定、一安心。


6月10日 今年も殆ど草はない。3度代掻きが奏功か。コロガシ除草せず。


6月19日 田植後1か月経過。


6月21日 水口は例年、少し生育が遅れる。


7月2日 風にそよぐ苗。草丈高めだが、分げつが軽く20を超え30近いか。中干しで3日から水を止めるが、雨ばかりで全く乾かず。
7月23日 復田した田んぼにアメリカタカサブロウが目立つ。始めて意識する草。


8月7日 手前の濃い緑は糯米、中の黒っぽいのは黒米、浅い色は粳米。
梅雨明け8月1日…7月は雨ばかりで記録的に日照不足。


8月9日穂揃い 下の走り穂は7月16日だったが、上と中は28日、4番は30日。穂揃いは、下が8月7日、中が9日ごろか。
出穂始(走り穂)から2~4日程度で出穂期、出穂. 期から2~4日程度で穂揃い期とされるので、7月の日照不足のせいか穂のすすみが遅い。


8月17日黒米出穂 右の糯米は数日前に穂揃い。


8月24日 穂が黄色く色づきはじめ。
8月は雨が全く降らず、酷暑・熱帯夜が続き、水はかけ流しで間断灌水できず。


9月8日 稲刈り前、いつまで水を入れるか…。19日から稲刈り予定…11日に水を切るが…天気が悪くてなかなか乾かず。


9月27日稲刈り 天候不順で1週間順延、結果的には登熟具合も遅らせて正解だったよう。しかし土曜が雨で勝負は日曜。


彼岸花が花盛り。基本はバインダーで稲刈り。機械の転向に必要な部分と、少しだけの黒米は手刈り。27日は3枚は刈り終わり、1枚半は稲架がけまで完了。やはり1日では無理。


9月28日 バインダーで排出されたままも美しい。


半日で稲架がけまでは終わらせる。


9月29日 残りの1枚を稲刈り、稲架がけ。


9月30日 いい天気で順調に乾き、藁がいい香り。最高の状態。


10月4日 今年の田んぼ終了!

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