田んぼの様子

田植から2週間弱たちました。
藻が繁茂しています。遮光して草の発生を抑えるという説もありますが、貧弱な苗だと風で藻が動いたときになぎ倒されたりするため、藻を消す農薬もあるようです。

ところが、今年復田した田んぼは様子が全く違って、藻はありません。

白っぽいのは、田植え後に播いた米糠が藻の上でとどまっているからです。
筋は、おそらくカモが泳いだあと・・・苗の上をお構いなく泳がれると折れたり藻が覆って倒れたりするのでやめてほしいのですが。

大きなアオサギが歩き回ると、苗を踏みつぶしてトロトロの泥の中に苗が沈んで枯れてしまうので、アオサギが一番いやな相手かもしれません。

よく見えませんが、中央下に田んぼ雑草コナギの姿が。

苗代には大繁茂したので、コナギの種がたくさんあることは確かですが、あまり芽が出ませんし、なぜか大きくなりません。三度代掻きが効いているのか、それとも、いわゆるトロトロ層が効いているのか。このまま、除草しなくていいのか、注意深く見続けなければなりません。
それから、私が引き継ぐ前に落ちたヒエの種も大量に眠っているはずですが、8㎝以上の深水をキープすることでヒエは全く出ません。

復田した田んぼは20年以上田んぼではなかったそうなので田んぼ雑草は出ないだろうと浅水3~5㎝程度(水が足りませんでしたし)です。土は、ずっと水に浸かっているのに粘土のような硬さで他と全然違います。
しかし、浅水の田んぼの方が田植え直後から苗が元気で、今明らかに分げつが多く、7本ほどになっている株もあります。深水にすることでヒエは出ませんが、苗にも相当な負担だということなのでしょう(除草剤を使う慣行農法では、活着後は浅水管理です)。

それから、復田した田んぼの水は増えました!崖下の湧き水からの水路なのですが、崖上のちょっと離れた田んぼに水が入ると流量が増えるらしいのです。その田んぼが放棄されてしまったらどうなるのでしょうか…?(今、崖上で残っている唯一の田んぼかもしれません)
ありったけ入れても足りなかったのが、今は冷たい水のかけ流しになっているので、流入量を絞らなければ。

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