踏み込み温床

一年で一番寒い時期ですが、夏にむけての作業を始めました。
夏野菜は、遅霜の心配のなくなる5月に畑に植えます。
そのために、逆算して種を蒔くのですが、ナス科のナス、トマトやピーマンは、種は小さく、成長もゆっくり、しかも植付の時には花をつけるぐらいに大きな苗にしなければならないので、2月か3月に種を蒔くのです。夏野菜の発芽温度はかなり高いので、外気温ではとても無理。そこで、先人の知恵、踏み込み温床です。
落葉とその他発酵助剤を積んで、発酵することによる熱を利用して苗を育てるのです。

まずは、設置する場所。温度のためにはビニールハウスの中がいいのですが、朝晩に上掛けを掛けたり外したり温度調整したり、手を掛けたいので庭に作ることにしました。
まずは、少し掘り下げ。表面の畑土壌をよけ、20㎝ほど掘ったでしょうか。山土っぽくなったので、種まき用にビニール袋にいれておきました。(袋はお茶栽培をしている知人の廃品を譲っていただきました。肥料の袋は丈夫で便利ですが、肥料を買わないので貴重です)

画像に含まれている可能性があるもの:屋外、自然

途中経過の写真がないのですが・・・
四隅の柱は、先日畑で伐採したヒノキの枝。横の茶色い竹は、一昨年、田んぼの稲架用に切った真竹の半端な部分。緑の竹は、一昨日切った裏山の四方竹。ヒノキの柱を立て、竹を二本ずつ縛り付けて間に稲わらを上下交互にぎっしり立てていきます。枠ができたら、広葉樹の落ち葉を20㎝ほど入れて踏みしめ、米ぬか、牛糞、稲わらをそれぞれ表面を覆うようにまきます。そしてまた落葉からスタート。時々水をたっぷりかけます。最後は落葉で終了。6層か7層積みました。

画像に含まれている可能性があるもの:屋外

最後は保温のために、ビニールをかけて・・・
このあと、発酵して4~50度にまで温度があがり、1・2週間で落ち着いて30度ほどを2か月間キープしてくれる予定。
ただし、これまで落葉堆肥を積んだことはあっても、踏み込み温床として積んだのは初めて。原理的には同じですが、思うように温度を保ってくれるでしょうか。

自動代替テキストはありません。

1週間ほどしたら、種まきを始めます。楽しみです!

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