ヒエ

真ん中の田んぼの入水口にコロガシが終わった後に生えたヒエ。
生育サンプルとして残していた。背は低いが、ついに穂が出てきた。
ヒエは穂が出ると数日で出芽能力を持つらしいので抜き取った。

今年からすることになった田んぼは、昨年ヒエが大量に出た田んぼ。

まず、ヒエの種を出芽させてから退治すべく、1週間の間隔をあけて3回代掻きをした。なかなか水が溜まらなかったが代掻きを進めるうち溜まるようになった。植え代掻きまでは浅水管理。ヒエがぞっとするほどたくさん芽を出した。最後はトンボで入念に水平にする。
苗は5.5葉期の大苗。葉先が辛うじて水面に出るくらいの深水をキープ。
田植え1週間後と2週間後に縦横コロガシをしっかりかけて除草。

7月上旬の干し田までずっと深水。分けつを取るには不利だが、仕方ない。
ヒエは芽を出しはするが、水面から葉を出せず消えてゆく。
コナギは少なかったので、拾い草に苦労した記憶もない。

これで、稲の上に顔を出すヒエは一本も出なかった。
深水管理はヒエ対策には万全ということがよくわかった。
ただし、サンプルヒエが穂を出したということは、隠れたヒエが実をつけている可能性はある。
それに、雑草は一度に全部は出芽しないので、数年は対策を続けなければならない。

今年は水稲の出穂時期に日照が殆どなく、だらだらと花が咲き続けた。
花の時期には水を切ることができない。地面が緩くなりすぎたのか、早い時期から倒伏するものがでてきた。
来年はもう少し早い時期に間断潅水に入って地面を固めるようにしたい。

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