あしがらハーモニー畑:よしみやなおみ。兵庫県神戸市出身
1992年 | 農学部卒業。卒論テーマは「環境保全的農業について」:主に、各地で起こりつつあった有機認証マークについて調べ有機農業の将来像をさぐる 農業とは全く関係ない職種に就職 |
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1990年代後半 | 夫の転勤により移住した千葉県我孫子市で市民農園を借りる。市が推奨していたEM菌で生ごみを処理したものを肥料に使い、農薬を使わず野菜作りをする その後、東京都港区に引っ越し |
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2004年 | 野菜作りができる庭を求めて移住先を探し、小田原を選ぶ 庭の片隅にレンガを積み、裏山の落ち葉で堆肥づくりを始める |
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2009年 | 行きつけの米穀店で田んぼをやってみたいと言ったところ、あしがら農の会を紹介される | |
2010年 | あしがら農の会欠ノ上田んぼグループの立ち上げ時から参加することができる | |
2014年 | グループ田んぼから、子の神の6畝の田んぼを家族ではじめる | |
2016年 | タマゴの自給用にニワトリ5羽を飼う | |
2017年 | 子の神田んぼ内で田んぼを入れ替わり1反になる ひょんなことから1反の畑をかりられることに ついに新規就農! |
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2019年秋 | 新たに畑と柿畑・栗畑をお借りする | |
2020年春 | 田んぼの隣の農地3畝を復田する | |
2021年 | 田んぼの隣の農地5畝を復田し、隣接する農地も借り農機具小屋を建てる | |
2023年 | 秋以降、パイプハウス建設予定 |
大学生のころには、今のように農地が借りられるようになるとは想像だにせず、まさか就農するとは夢にも思いませんでした。
田んぼをするようになってから、父の子供のころの思い出を聞くようになりました。父は稲作農家の出で金の卵として神戸に来たのでした。田植えの時は朝2時や3時から苗取りをしたこと、祖父は一日2反植えたこと、手伝いを頼んでも田植えは1週間、朝は朝星、夜は夜星で働いたこと、裏作の麦の麦踏のこと、麦の刈取りが大変だったこと、馬の世話をしていたこと・・・
そういえば、子どものころ、テレビにはヤンマー田植え機やイセキ早苗といったコマーシャルがよく流れていました。ほんの50年前から農業はずいぶんと変わったのでしょう。
今、たった1反の田んぼですが、昔ながらの田植えに父も母も手伝いに来てくれて、楽しく一日で水の張られた美しい田んぼになります。幸せだなと思います。(2017年雑感)
あしがらハーモニー畑のもう一人:よしみやひでゆき。同じく農学部卒業。農業機械が専門。主に、トラクターなどの操作、耕耘担当。