PCX Filter の DIY

DSCF4223おじいちゃんからいただいたCONTAX、その中の名レンズG-Biogon 28mmがお蔵入りしていて、いつかフルサイズのミラーレスカメラで使いたかった。以前からFUJIFILMのX-E1でアダプタで使ってみたりもしたが、センサーが小さいので画角が50mm近くになり、G-Biogonの広角を活かした建物や風景の撮影には使えなかった。

長年の夢をかなえるべく、安くなってきたSONYのα7sⅡを中古で購入。銀婚式記念の名目で。このカメラはセンサーが35mmのフルサイズなのに画素は1200万画素しかない。その分1画素当たりの光特性は良く、オールドレンズの周辺光量不足や色被りなどが少ないと言われている。

そのα7sⅡでマウントアダプター経由でG-Biogon 28mmで色々と撮影してみたが、光の加減によってはこってりとした濃厚な発色が出て実に好ましい。長年の夢がかなったかと思ったが、絞りが解放に近くなると、ヘリの画像にピントが合わない流れが気になってきた。

このG-Biogon 28mmというレンズ、カメラ側のレンズが球面の凸レンズでかなり出っ張っている。そのためカメラのイメージセンサーの縁には斜めから光が入射する。α7sⅡのイメージセンサーの保護ガラスの厚みのせいで、斜めから光が入射すると光の屈折率の差で像がぼやけるらしい。

海外ではこのイメージセンサーのガラスを薄いものに変更する改造業者もあるようだが、レンズの前面に凸レンズをおいて、その入射角度を調整する方策(PCX Filter)が紹介されていて、良い結果が出ているようなのでさっそく模倣してみた。

DSC02691まずはシグマ光機という会社から、SLB-50-1500PMというレンズを購入。個人販売にも丁寧に対応いただけた。次にAmazonの安価な52mmUVフィルターを購入、このフィルターガラスを取り外し、代わりにSLB-50-1500PMをセッティングする。同じ50mmの直径なのできれいにはまる。凸面はカメラ側にするが良いらしいが、どっちが凸面なのかわかりづらい。光の反射で判断した。レンズはUVフィルターのカニ目リングで押さえてもいいが、DSCF4234レンズフードやキャップも考慮して52mm⇒55mmのステップアップリングをねじ込んでレンズを押さえた。G-Biogon 28mmは46mmなので46mm⇒52mmのステップアップリングで装着する。なかなか見てくれも良いのではないだろうか?コンタックスのキャップもきれいにはまる。

いくつか試写してみたので掲載する。いずれも解放、カメラのレンズ補正アプリで周辺減光は補正した(左が補正無し/右が補正有り)。
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解放の場合まだ流れは残るが、かなり改善される。建物などをしゃきっと写すには少し絞るとキリッキリの画像になる。結果には大変満足。これで個人的にはG-Biogon 28mmが常用できるレベルになった。旅行には欠かせないレンズになりそうだ。

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