下呂温泉・湯之島館

DSCF7333泡の湯の翌日は中の湯道路を経由して飛騨に出た。標高は高いが道路はドライでノーマルタイヤでも問題なかった。DSCF7366

山を降り切ると高山なので久しぶりに高山見物にでも行く。広範囲に古い町並みが残っているが、若干テーマパーク的な雰囲気も感じる。観光客で大賑わいだった。

DSCF7480DSCF7377その後下呂に向かい湯之島館へ。なかなか我々のような平民が泊まれる宿ではないが、この時期2万強の格安なプランが出ていたので奮発した。

重厚な入り口、丁寧なお迎え、やはり普通の宿とは別格な雰囲気。チェックインすると、担当の仲居さんに連れられて登録文化財の渡り廊下を通り本館和室へ向かう。

DSCF7484DSCF7380本館も木造3Fの大規模な建物で登録文化財。しばしば雑誌などで目にするが、想像よりも規模の大きな建物だった。部屋は3F。角部屋が良かったが安いプランなので贅沢は言えない。隣室は外国人のグループだった。

DSCF73823fは本館では最上階。中庭と下呂の街並みを見下ろす見晴らしの良い部屋。部屋の意匠や什器はオリジナルを確り維持されており、安っぽさはない。手入れも良く気持ちが良い。古き良き日本がオリジナルに保たれている。いつまでも残ってほしい風情だ。

DSCF7397DSCF7438早速館内散歩に出かける。山の斜面に木造の本館や、天皇陛下の滞在した別館、洋館風の建物や、鉄筋の大規模な宿泊棟などが広範囲に建っている。特に増築を繰り返した木造家屋はカオスの様相。ちょっとやそっとではまわり切れない規模だが、館内にスタンプラリーが用意されていて館内探検が気楽に楽しめるのはありがたい。
DSCF7405展望室から眺める下呂の街並みは素晴らしかった。
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湯之島館には4つのレトロな家族風呂がある。それぞれ洋風だったり和風だったり趣向が凝らしてあり楽しい。

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家族風呂は2室が洋室、2室が和室で岩風呂になっている。温泉は大浴場より良い印象。

DSCF7439DSCF7441DSCF7445洋館もレトロそのまま維持されている。元貴賓室のビリヤード室、2F吹き抜けのバーラウンジ、タイルの美しい卓球室などどこも絵になる。DSCF7493

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左は足湯。アップダウンのある館内を一巡りして、少し疲れたところを、気持ちの良い足湯で一服。なかなか素晴らしい趣向である。右は昭和初期の創館当時の絵。今と変わらない。

部屋に戻り温泉へ。大浴場は大変広く昭和レトロな雰囲気。循環と殺菌をしているのは致し方ないが、投入している湯量はそこそこある。下呂は城崎温泉同様、源泉を集中管理して各宿に分配しているらしい。下呂ではどこでも同じ温泉ということだ。

DSCF7503食事は全室部屋だし。彩もそうだが、素材と味付けがとにかく素晴らしい。特に出汁の味はさすが。DSCF7505飛騨牛も最高の味わい。一切手抜きの無い丁寧な料理は、もう幸せの一言。

これまで泊った老舗旅館の中でも新井旅館や花屋に匹敵する内容だったと思う。

DSCF7519DSCF7533夜は展望室から下呂の花火を見下ろす(笑)。夜の館内も良い雰囲気。ラウンジを酔っぱらったおじさんグループが絶叫カラオケで占拠しているのには閉口したが、、、(笑)

その後、家族風呂などを巡り、お腹もDSCF7545温泉も宿の雰囲気も大満足の中でぐっすり就寝。朝食も満足な内容だった。

これだけの規模の施設をオリジナルに保ち続けるのは相当な事だと思われる。老朽化や耐震でどんどんなくなりつつあるこの風情をいつまでも保ってほしい。再訪したくなる宿を、また一つ見つけた。

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