芦之湯きのくにや

オケの本番も終了し、やっと新年を迎えた気分。3連休の後半は予定もなかったので、お疲れ様会かねて箱根の温泉に。泊まったのは300年の歴史の宿、芦之湯のきのくにや旅館。以前より泊まりたかった旅館だ。ママはハルキのアンサンブルの合宿で利用した際に印象が良くなかったので消極的だったが、パパの希望でしぶしぶGO。

楽天で空きがあったが、素泊まりだったので、宿に電話して食事付きを予約。はじめ1泊1.8万と高値だったので断ったが、再度連絡が来て1.55万に値下げ、それでもちょっと高い感覚だが、せっかくなので行く事にした。

DSCF6887宿には40分ほどで到着。今年は雪もなく暖冬の箱根。建物は昭和レトロな鉄筋の建物。

フロントはご年配の方が対応。昔から長く勤められている雰囲気。フロントには他にも、お年の方がいらっしゃるが、笑顔も挨拶もなく、フレンドリーさもホスピタビリティーも感じられないが、まあママの事前情報もあり想定内。

部屋に向かう廊下やエレベータには多くの絵画が貼ってあり、スポットライトで照らされている。ゴーギャンとかモネとかもあり、さすがに超有名どころはレプリカのはず。パパは気にならないが、B級感を増長しているだけと言えばそうかもしれない。ママはウーン・・・という感じ。まあ想定の範囲。

DSCF6857部屋は広い、が、なんとまだ16時前なのに布団が敷いてある。そんなに人件費を抑えないといけないのか? 

DSCF6861屋の畳もひどい。これは安い国民宿舎レベル。2万円近く取る宿の畳ではない。ここでパパ的にもちょっとウーンという感じに。。。ママはぶつぶつ文句言っている・・・(笑)

気を取り直して温泉へ、ここは2種類の源泉があり、多くの湯船で加熱循環はあるもの湯量が多くて気持ちよかった記憶がある。色々なウーンもここの温泉があれば洗い流せるのがパパの想定だった。

DSCF6868が、しかし、、ガーン、、、楽しみにしていた複数の内湯が立て替え中で利用できない事が判明。大浴場の硫黄泉しか入れない。そんな話、HPにもどこにも書いていない。HPには古い内湯の写真はなく利用できるとも書いていないので嘘ではないが、館内の案内図は誤りだらけ。。。

またHPの写真にも多用されている風情のある浴場「正徳」は30分\2000で別料金。有料とはあったがそんなに高いとは、、、しかも2種類の源泉のひとつ芒硝泉は有料の貸切風呂でないと入れないというありさま。

こんなはずではない、という思いの中、廊下に立てかけてある内湯のリニューアルの看板が火に油を注ぐ。12/8オープンと記載した看板が、工期が遅れているのか12/8だけ紙でマスキングしてそのまま掲示されている。本文は修正が無く12/8にオープンしているとの記載。こんなもの置かれても、見る方は残念度が増長されるだけだ。一体どういった感性でこの看板を出しているのだろうか、宿の運営の感覚が理解できない。

DSCF6864古い内湯のあったところには、宿の所蔵品を展示するきれいなギャラリーが新築されており、順番が逆、金の使い方が違うんではないかと怒りがこみあげてくる。ママは「ハアー???」と呆れてものも言えない雰囲気。

さすがにパパも堪忍袋の緒が切れて、フロントにクレーム。2つの源泉に入れないのは虚偽である。フロントの係員は申し訳なさそうにしているが、なんだか煮え切らない感じ。特別に貸切部風呂の「正徳」を利用させていただくことになる。そもそも湯船が制限されているなら、 貸切風呂を宿泊者に開放するなりの対応を普通の感性ならするはず。

DSCF6886DSCF6883この正徳の湯は素晴らしかった。
湯の花沢から引いている透明な芒硝泉と近くの源泉の硫黄泉の2つの湯舟がある。

DSCF6873DSCF6876硫黄泉は源泉温度が低いので加温しているが、適度にかけ流されていて気持ち良い。

また卵とじスープの卵のような大きな湯の花が素晴らしい。こんな素晴らしい浴槽があるのに、あまり利用している人はいなさそうだった。確かに30分2000円だと行かないかもしれない。素晴らしい湯に少し気も安らいで、部屋でゴロゴロする。この宿には木造の棟もあり、こちらはいい雰囲気。どうせならこっちの棟に泊まりたかった。

DSCF6862夕食前に大浴場に行ってみる。硫黄泉は加温、ろ過されているので透明、湯の華はないが、それなりの量がかけ流されている。男湯の露天には加温していない源泉風呂がある。かなり温度が低いが気合を入れて入浴、ぶるっと来るがしばらくすると慣れる。この湯は白濁していて気持ちがよかった。

部屋に戻り水分補給しようと水を探すが、水は常備されていなかった。ママはシャワーキャップが無いと呆れている。まあ色々とある宿だ。

DSCF6891夕食はあまり良い口コミがなかったので期待していなかったが、まあまあな内容だった。給仕の人は営業努力が見られるし、スリッパに部屋番号つけたり、献立表を用意したり、口コミに対して改善努力が見られたのは良かった。(なんだか宿のダメ出しにきている気分・・・)

外は氷点下に冷え込むが、窓などは防寒仕様ではない。館内も随所に石油ストーブが設置されていて、これはかなりコストがかかっているのではないかと思う。

DSCF6895翌朝朝食はバイキング、品数はそれなりだが、どっかの安いビジホのバイキングかといった内容。もう少し地のものなど工夫できるのではないかと思う。朝食のあと、もう一風呂と思って部屋に帰ると、布団が畳まれていた。布団は畳んでいるのに、湯呑や茶菓子の殻がそのまま放置されていたり、いま一つだ。従業員本位でお客さん目線がないのが残念。

チェックアウトの再、ずっと対応いただいていたフロントの方からは、お詫びの言葉があった。この方は心遣いには少し安らいだが、周囲の従業員はちらっと我々に目はやるが全くお構いなし。どこかこの宿はおかしい。

展示室に金かけて、湯屋の完成は時期未定。基本的なファシリティーに金かけない。いまだこういった経営でやっていける宿があるのは、ある意味新鮮。源泉は素晴らしいだけに、この歴史のある宿の行く末が思いやられる。

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