黒部渓谷鉄道と名剣温泉

富山の黒部発電所の見学ツアーに当選。倍率は約7倍だった。この見学ツアー、宇奈月温泉から入って欅平を経由し黒部ダムに抜ける。欅平から黒部ダムは関西電力専用施設で一般人は入れない。バッテリーカーの上部軌道や地下の巨大なインクラインに乗れる。また上部軌道では阿曽原温泉近くの高熱隧道を通る。

初日、小田原から富山の欅平・名剣温泉に向かう。朝の4時半起床。昨日は大分の旅行から22時に到着したばかり。かなり眠い。荷造りしたり、ニワトリに3日分の餌を与えたりで出発は6時。しばらく見に行けていない田畑を見回りして、いざ欅平へ。

P1310830道はすべて高速を使えば早いが、富士吉田、南小谷等を経由する最短距離ルートで行く。松本からは国道148号線経由となる。国道148号線は大糸線と並行して大変険しい地帯を通る。フォッサマグナに沿った谷筋の道で、ロックシェッドが連続する。

駐車場は新黒部の無料駐車場を活用予定。欅平で少し観光するには13:15の新黒部発の電車に間に合わないといけない。450キロ程度の行程を休憩入れて7時間で行くのは少しタイトだ。

DSCF5979結局道は順調で、少しの休憩をはさみながら、ママと交代で運転し、12:20頃には新黒部に到着。一つ早い地鉄に乗ることができた。DSCF5981

来たのは地鉄のスタンダード・モハ14760系。昭和レトロな車両で転換式クロスシート・窓も開けられる。これぞ電車といった感じ。

DSCF5993DSCF5995宇奈月温泉からは黒部峡谷鉄道のトロッコに乗り欅平に向かう。

黒部のトロッコは約20年ぶりでとてもなつかしい。

DSCF6003宇奈月温泉駅では昭和初期の凸型電気機関車が業務用車両の入れ替えをしていて面白かった。弾みをつけて車両を押し出す突放作業を見ることができた。

DSCF6001乗ったのは13両編成の欅平行き。空いていて我々は11号車を占有。シートアサインは配慮されていて、詰めていくのではなく、空いている車両からロードバランス的にアサインしていくシステムのようだ。

DSCF6011小さな車両で細い線路をくねくね登っていくのはとても楽しい。
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出発してすぐに宇奈月ダムを横切るが、20年前にはなかった。眼下に旧線の鉄橋が見える。ダム湖のエメラルドグリーンの湖水がきれい。

DSCF6038トロッコはナローゲージでカーブもきついが、車両はボギー車で意外と乗り心地が良い。断崖・トンネル・鉄橋と飽きることがない。DSCF6067

途中の駅で重機を目撃。車道がないので、分解してトロッコで運び、降ろして組み立て直すらしい。山奥は大変だ。

DSCF6051トロッコは冬季閉鎖になるので、冬季のダム管理のために線路沿いにコンクリートトンネルの歩道が欅平まで続いている。冬季は今でもここを歩いて保全対応しているというのがすごい。欅平まで歩いて6時間ほどとの事。

久しぶりのトロッコ、天気に恵まれて大変楽しかった。

DSCF6113欅平に早く着いたので猿飛峡までハイキング。猿飛峡は思い出の場所、是非20年ぶりにママと2ショットで記念撮影したかった。DSCF6117

川沿いの断崖をくりぬいて道がつけられている。落石の多いところはロックシェッドトンネルが川沿いにつけられていても面白い。DSCF6122

20分ほどで猿飛峡に到着。今は川底は平たんで普通のきれいな渓谷といった感じだが、ダムができる以前は20m近く川底が低かったらしい。どこが猿飛なのか?という感じだが、これまた、昭和44年の水害で岸壁が崩れて、サルが飛べない景観に変わってしまったとの事。

DSCF6142欅平まで戻り、今日の宿、名剣温泉へ。20年前は立ち寄り湯でイワナの骨酒を飲んだ記憶があるが、今日はゆっくり宿泊する。
名剣温泉までは15分ほど歩く。こちらの道も歩きやすいが険しい地形。この日は台風の影響で異常に暑く、少々の登り道でも大汗をかいてしまった。

DSCF6154名剣温泉は宿は断崖に張り付くように立っている。頭の回転の速そうな女将に説明を受けて、チェックイン。DSCF6160

部屋は角部屋でベランダからは川底が眺められる。非常に深い谷で浮遊感満載。高所恐怖所の人には怖いだろう。

DSCF6172早速露天風呂に向かう。露天風呂は屋外で、断崖絶壁に設えられた廊下を通る。単管パイプで絶壁に張り付くように作られていてスリルがある。ここも高所恐怖症の人は怖いだろう。

DSCF6193名剣温泉の源泉は上流の祖母谷温泉から引いているらしい。以前はもっと川に近いところで自噴源泉を持っていたようだが、水害で宿もろとも流されたらしい。ぬる湯好きなパパにとっては、少々熱い湯だ。源泉の湯温が高いのでこの季節は沢の水で冷ますとのことだが、ここ最近晴天が続き、沢の水が少なく、なかなか冷ませないとのこと。お湯は細かく白い湯の花が舞い、ほんのり硫黄の香りがする香ばしい湯。熱くてゆっくり入っていられないが、クリーンな湯で気持ちがよい。

DSCF6176食事はこんな山奥の宿とは思えないモダンな料理だった。味付けがよく、どの料理も美味しくいただけた。まあそれなりに値は張るが満足な内容だった。
部屋にはテレビは無い、家族風呂、内風呂に入り、うっすらと灯るランプが眠気を誘い、早めに就寝。明日はいよいよ上部軌道。台風が少し心配だ。

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