玉川温泉

今年のGWは5連休、八幡平近辺の温泉に4泊の旅行。東北方面は初日の早朝から渋滞が予想されていたので、夜中の1時に岩手に向けて出発。それでも早朝に東北道の宇都宮や那須方面で渋滞が予想されていたので、常磐道経由で向かう。

DSCF4845途中いわきまでは順調、そこから、開通したての常磐道で仙台に抜けるか、郡山へ向かい東北道に載るか、悩みどころ。開通したての常磐道は福島第一原発の数キロの所を走る。5μSvの高線量地帯を抜けるので悩んだが、東北道で事故の情報もあったので、常磐道を選択。夜明けとともに周囲は明るくなってきた。常磐道は片側1車線。のろい車やトラックがいるととたんに遅くなる。高線量地帯は早く抜けたいが、どうしようも無い。

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道沿いに線量のメーターが記載され、富岡を越えた辺りから急に線量が上がる。周囲の民家は空き家。帰宅困難区域に入り緊張するが、あっという間に抜けてしまった。どれだけ被爆したのかはわからないが、全く実感が無いのが怖い。

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その後も順調で渋滞は無く、盛岡まで7時間で到着。いつものジャスコで買出しして、岩手山の焼走り熔岩流に立ち寄る。

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その後、松尾歴史民俗資料館に立ち寄り松尾鉱山の歴史を勉強、そのまま松尾鉱山の廃墟を見学。ここに1万人以上の人が暮らしていたとは思えない。コンクリートの遺稿が残る。アスピーテラインを経由して玉川温泉に。15時に到着。


DSCF9125DSCF9122玉川温泉は大規模な温泉療養施設。部屋数は非常に多いし、立ち寄りの人もひっきりなしにやってくる。

部屋は明るい角部屋。立ち寄りの客や遊歩道・オンドルに向かう湯治客を眺めてのんびりする。部屋にテレビは無い。旅館部といいながら湯治棟とあまり変わらない印象。布団はあらかじめセットされている。



DSCF9133持参したガイガーカウンターを持って散歩に出かける。部屋の空間線量は0.2usv、遊歩道の大噴泉で0.4usv、硫黄の噴気孔の辺りやオンドル小屋の放射能は0.2くらいで大したこと無い。DSCF9147

玉川温泉の大噴泉はすごい迫力。毎分8000L近い沸騰した塩酸が噴き出している。この塩酸が流れ出る川の水を田沢湖に引き込んだ結果、クニマスが絶滅したらしい。



DSCF9185DSCF9156大噴の横で休憩していたおじさんから、神社付近に非常に線量の高いスポットがあると聞いて向かう。測ってみたところ、空間線量で2usv程度、地表で6usvほどあるポイントがある。ドキドキして通過してきた常磐道の帰宅困難区域並みの線量。これは危険ではないか?

詳しい人はどこの線量が高いか知っており、そこで療養しているようだ。放射線のホルミシス効果が期待できるのかもしれないが、線量が高ければよいというものでもないと思うのだが・・・


DSCF5140部屋に戻り大浴場へ。アップダウンのある階段を超えていく。エレベーターやエスカレーターはなく、老人にはきついだろう。大浴場は非常に広い。建屋の木材も立派で感心する。宿泊客も多く、ひっきりなしに出入りがある。温泉は超濃厚、大噴の塩酸を引き込んでいる。泉質は蔵王の湯を更に濃くした感じで、長湯するとちくちくする。傷口が傷む。目に入るとしみる。なめると歯が溶けるらしい。リラックス温泉ではなく、ショック療法といった感じ。ここだけはパパも上がり湯をした。


DSCF9211夕食は食堂。バイキングになっている。ぜいたく品はなく、減塩食材が並ぶ。実に病院食のようだ。長期滞在の人も多いので、メニューは毎日変わるのだろう。しかし、食堂では病気や癌の治療の話があちらこちらから聞こえてくる。そんな中ハルキが急に鼻血。常磐道の高線量地帯と玉川温泉のそれに匹敵する地帯に長居したせいだろうか?福島でも子供の鼻血が多かったと聞いたのでなんだか恐ろしくなった。

DSCF9231玉川温泉、客層は明らかに一般の温泉とは違う。ガイガーカウンターをもって歩くと色々な人に聞かれる。みんな真剣なまなざしだ。興味本位で行ってはいけない雰囲気を感じる。リゾート気分なら近くの新玉川温泉がいいと思う。湯屋は玉川とほぼ同じ作り、泉質も同じ、綺麗なホテル風の建物で一般旅行者も多そう。こちらのほうが快適に過ごせるだろう。とにかく玉川温泉は強烈に印象に残る温泉だった。

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