川湯温泉と五新線

正月の帰省がてら、予てから踏破したかった日本最長の路線バス八木新宮線に乗る。

DSCF8578一日目は始発のひかりで名古屋に向かい、名古屋から紀勢本線で新宮に向かう。複線電化の近鉄に並行する紀勢本線は単線で四日市からは非電化。鳥羽行の快速みえ号は新しい車両で快適だが、単線のため駅の分岐ごとに減速を強いられる。これでは近鉄とのスピード競争は厳しいだろう。

DSCF8579多岐駅から新宮行の普通列車に乗り換える。乗継に30分以上あるが、進行方向左側ボックス席を確保するために乗り口に張り付く。やってきたのはキハ11の二両編成。この路線、まだキハ40が現役なので期待していたが、小型のキハ11だった。この列車を逃すと次は約4時間後。乗車率は70%程度で、便が少ない割に地の人の利用が多い。

DSCF8589新宮で路線バスに乗り換え、今日の宿泊地の川湯温泉へ。川湯温泉行のバスまでは2時間以上あるので、請川を通るバスに乗車し、請川から徒歩で川湯に向かう。徒歩30分程度で楽勝だった。温泉街は昔のまま、大きな旅館が数件のこじんまりした旅館街だ。ただ、旅館の統廃合がすすみ、複数の旅館を一括経営パターンに推移しているようだ。

DSCF8593今日泊まるのはホテル浦島グループの、川湯みどりやグループの、川湯まつや。2食8500円程度のリーズナブルな宿。

DSCF8597温泉はみどりや含め3件の内湯が利用できるが、パパ的にはこの川湯まつやの内湯が一番よかった。かけ流しでうっすらと白濁。温泉の香りが良い。

夕食はみどりやの食堂でバイキング。安いプランなのであまり期待していなかったが、食材はそれぞれきちんと料理されていて満足。とくにアユの塩焼きは美味しかった。

DSCF8604翌朝は川湯温泉から奈良交通大和八木行き特急バスに乗る。特急バスといっても普通の路線バスだ。十津川村を経由する国道168号は久しぶり。以前はしばしばドライブに来ていたが、必死に運転しているばかりなので景色をゆっくり楽しむ余裕はなかった。なのでバスからの景色はとても新鮮。

DSCF8610その国道168号は快適な道に大きく変化していた。以前はしばしば1車線になり、山に這うような山岳路線だったが、長大な橋梁やトンネルでとても走りやすくなっている。一部狭い道が残るが、そのうちに完成するだろう。この路線バスも相当走りやすくなったに違いない。

DSCF8636

DSCF8628紀伊半島は数年前に大水害があり、山崩れでできた天然ダムの決壊騒動など記憶が新しい。その爪痕は今も残り、あちらこちらに大きな山崩れの後や、根こそぎ流された発電所、今でも白く濁るダム湖など、傷跡が残っている。

景色の変化があって飽きない路線だが、さすがに5時間近く乗っているとお尻が痛くなった。正月休み2日目の12/29に乗車したが、利用者は延べ10人程度、十津川の住人やハイキング客が数名利用している程度で、終始空いていた。これでは今後の存続が危ないのではないかと思われる。新宮駅から八木駅まで休憩2回、乗務員の交代は無く、一人の運転手が常務。のべ6時間半近い路線を常務するとはすごい。毎日本当にご苦労様です。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です