今日はメインイベントの北海道入り。9:30青森発の白鳥で蟹田まで向かい、わざわざ次の白鳥に乗り換えて海峡線の普通列車特例でコストセーブする。蟹田駅では津軽蟹夫駅長が迎えてくれるはずだったが不在だった。
次の列車まで1時間程度あるので海岸を散歩。朝日がきれい。海岸にピンポン玉大の赤い実があるので、何だろうね?と撮影。帰ってからママに聞くと、これぞ今晩乗車する夜行急行「はまなす」のゆらいであるはまなすの実。それを知らないとはなんとも情けない次第・・・。
海峡線を超えて木古内で江差線に乗る。江差線は来年廃止予定のローカル線。2両編成のキハ40に乗り込む。
車内の過半数は鉄道マニアといった感じ。ボックス席はすべて埋まっていたが、荷物を置いているだけの席をハルキが確保。荷物の持ち主が戻ってきたが、なぜか席を譲ってくれた。ハルキラッキー!
というか、そういった状況になるのではないかと狙って座ったらしい。抜け目無し。
非冷房のキハ40、窓を全開にする。天気も良くなり、さわやかな風、枕木の香り、古の列車旅風情を堪能。牧草を大きく丸めて中の牧草を発酵させる「サイレージ」が見られると、北海道に来たなーって感じ。
江差までは1時間6分少し。津軽海峡側から小さな峠を越え、松前半島を縦断して日本海側に出る。峠の前後はしばらく何もない地帯を走る。「天の川」が寄りつ離れつして列車は進む。護岸されておらず、大自然の中の川、といった感じ。
途中「かみのくに」という駅に止まる。「上ノ国」と書くが、一瞬、「天の川」や「神の国」か?とメルヘンを感じた。
終点江差近辺になると海に出る。海風が気持ち良い。江差ではニシンのチラシ寿司を購入。ハルキは江差線の記念乗車券を購入。盲腸線なので江差から同じ列車でそのまま引き換えす。一旦車内から追い出されるが、荷物はそのままで良いと車掌が言う。しかし並んで乗り込んだ他の乗客から文句が出る。そりゃそうだ。並んで乗ったのに折り返しの乗客で座席は占められているんだから。。。木古内では北海道新幹線の建設が進んでいた。
函館からはスーパー北斗に乗継ぎ長万部に向かう。先日からの列車トラブルで特急3本が運休する臨時ダイヤ、しかも先日の豪雨で二カ所で徐行、うまく長万部で函館本線に乗り継げるか不安だったが、接続するとの事で一安心。
長万部では1両のキハ150が待っていた。座席はほぼ埋まり、結構な乗車率。この路線も良い景色なのだが、江差線の印象が強く、窓も開けられないので、眠気を催す。
函館本線は海側の室蘭本線ができるまでは幹線だった。今やローカル線にもかかわらず、駅のホームは長い。
羊蹄山も雲の中で雄大な景色は眺められなかった。車内は途中で空くことも無く、小樽まで3時間強、乗り通す乗客が半分近かった。
小樽ではハルキと寿司を食べに行く約束をしている。ただ、まともな店はとても値が張るので(ハルキにはもったいない)、立ち食いの屋台風寿司屋に入った。常連が多く少し肩身が狭かったが、10貫で2千円とお得。大将の腕も良く、ニシンやサンマの握りなど、北海道の味が楽しめた。強いて言えばエビが食べたかったがネタになかったのが残念。
列車の発車時刻が迫ってきたので、少し急かして30分で出た。