


中札内からは高校生がたくさん乗ってきた。)そうか、今日は平日だ、、、) 必死に窓を削っている怪しい親父を横目に、楽しそうに話している。外の風景は北海道らしい広々とした光景。遠くの日高山脈に日が当たりまぶしく輝いている。
旧広尾駅で次のJRバスに乗り換えるため下車。広尾駅は広尾線の展示コーナーがあるがさらっと見れる程度。広尾の漁港まで歩いてシシャモの干物などをゲット。とにかく寒い。


途中乗ってきた人は2人。えりも岬では少し停車してくれるのかと思ったがスルーしてしまう。こんなに景色の良いところを通る路線なのに、少し観光的な配慮があっても良いのになあ、、、


乗り込んだのは寒冷地仕様のキハ40は窓が小さく薄汚れていた。5,6人乗っている。


雪は比較的少ない。しばらくはサラブレッドの牧場が続く。そんな光景をぼんやり眺めていると、不覚にも眠り込んでしまった。1時間くらいは寝ただろうか?目を覚ますと外は海。一瞬船に乗っているのかと錯覚するような光景。海に寄りつ離れつしながら、どんよりした冬景色の中を進む。孤独趣味のパパには実に良いシチュエーションである。

今日は歌志内まで行く。石勝線の脱線事故の影響で苫小牧も混乱状況。先日からの大雪で長距離列車も大幅に遅れている。普通列車で南千歳に出て、快速エアポート旭川行き(途中スーパーカムイに化ける)に乗り継ぐ。少々贅沢にUシートを予約。グリーン席並みの快適さである。金曜日の夕方だからか、普通席は大混雑。Uシートにして正解だった。大雪の中、列車のモーターは盛大に空転し、パンタは緑色の閃光を発している。おそらく最大速度が出せていないように思われるが、遅れは1分程度で滝川に到着。さすが冬季の運行ノウハウはJR北海道ならではであった。