GM管によるセシウム同定実験

slide1ガイガーカウンター(LND7317)とアルミニウム板の遮蔽によるセシウムの同定をいくつかのサンプルで実験してみた。ひとつのパターン当り1時間以上の計測、特にカウントの少ないサンプルは12時間程度の平均カウントとしている。

まずは計測値。やさしお20gのK40は213cpm。全ベータ線を測定できているとして、10000Bq/kg程度の検出結果となった。雨水枡の土は高いカウントとなっている他、一昨年の昆布、今年のほうれん草、今年の薪の灰からも高い数値が出ている。あくまで簡易計測だが、ほうれん草から500Bq/kg以上をカウントしていることは非常に気になる結果となった。

slide2次にアルミ遮蔽により、ベータ線の減衰傾向を透過率で見てみた。結果、昆布、ほうれん草、薪の灰は、ほぼやさしおのカリウム(K40)のβ線検出比率と同様となった。特に屋外の薪の灰からはもっと顕著にセシウムの傾向が出ると考えていたのだが意外な結果。ほうれん草も0.15mm遮蔽で若干下がり、セシウムに近い動きを見せるが、それ以降の傾向がカリウム同様のため、誤差の範囲にも思われる。

しかし小田原近辺の農作物でもセシウムが検出されている中、サンプルのセシウムがゼロとは考えにくい。GM管による検出の限界を感じる結果となった。

slide3他、雨水枡、屋内の換気フィルターを計測したところ、0.15mmの遮蔽でカリウムに対し大きくカウント数を下げる傾向となり、先日のCs134とCs137のβ線0.658MeV /0.514MeVの最大透過距離は0.85mmを鑑みたセシウムの傾向に近いと想定(想像?)される。フィルターからの放射能は、そもそもカリウムのものとは想定しがたいが、概ね雨水枡同様の傾向となりつつも、2mm遮蔽における傾向が異なり、そもそも検出カウント数が低いための誤差なのか、想定が誤っているのかが判然としない。

高感度なGM管を用いた場合、おそらく0.15mmのフィルタの減少傾向でセシウムの可能性を短時間で推定することはできそうだが、やはりあくまで目安程度のものでしかなさそうだ。

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