この林道を少し下ったところの小谷温泉が今日の宿泊地。宿のすぐ手前の村営無料露天風呂で一休み。透明で少し鉄分の味がする湯。無料ということもあって雨飾山の登山者でにぎわっている。
一つ残念なことは、奥に立てられてた鉄筋の新しい建物。実に興ざめである。小谷温泉に来る人この建物・雰囲気目当ての人が多いだろうに。登山客向けなんだろうか?
まずは日本三大崩れの一つの稗田山崩れを見に行く。林道は途中から非常に心細い道になる。がんばって進むとさび付いたつり橋に出た。ここが稗田山崩れの最大のビューポイント。この日は残念ながら雲がかかっており全体は見渡せなかった。ここは左右の山肌が大規模に崩れた地すべり地帯で、明治に崩れたときは下流の姫川をせきとめ、自然のダムになったらしい。そのダムが決壊して下流域が大被害となったという恐ろしい話・・・。この険しい山の裏は白馬コルチナスキー場とのことで意外だった。
その後糸魚川を北上し富山県に入る。姫川温泉は水害で壊滅的な被害を受けた温泉地。川沿いの旅館は廃業しているところが多い。大規模に山が崩れて今も復旧工事をしているとところもある。が、じきにその傷跡もわからなくなるだろう。姫川沿いの国道はほとんどの区間でスノーシェッド(土砂よけ?)トンネルで地形の険しさを物語る。その代わりにちっとも景色が見れないのには閉口。
この絶壁の下がヒスイ峡。日本でも数少ないヒスイの産地。川にゴロゴロ原石が落ちているらしいが採取は禁止されている。売店で加工したヒスイを見物。パパは高価なものほど安物のプラッチックみたいに見えてしまう・・・(見る目なし)
昼に高浪の池を出発しそのままかっ飛ばして一気に小田原着。糸魚川沿線はマイナーだけど険しい地形で印象深いところだった。