リニア試乗会

超電導リニア試乗会に行ってきました。今回は応募26175組中758組が当選(35倍!)とのこと。くじ運の悪いパパにとっては、この日は奇跡の日。試乗日は3月21日(水)の14:10。ワクワクして待ちきれないので2時間も早く現地入りしてしまいました。集合は山梨のリニア実験線のほぼ中央に位置するリニア見学センター。多くの人でにぎわっていました。親子連れが多かったように感じます(当選のポイントかもしれませんね)。
superconductive coil2.JPG試乗会までは時間があるので2Fの展示室を見学。超電導磁石の中身はニオブチタン。見た感じただのステンレス。これを液体ヘリウムで-269度に冷却すると超電導磁石になるのだそうです。コイルへの給電機構、熱伝導シールド機構とか素人なりに頑張って見てみましたが、よくわかりませんでした(笑)。

superconductive coil1.JPGこれがズラリと軌道に並びます。個々のコイルへの給電機構や冷却機構も必要となります。お金かかりそうですねえ。

linear-track2.JPGリニアモーターカーの方は車体に磁石がくっついてるだけと思ったけど、何だか複雑でした。電車と同じように、台車と車体の構造になっています。台車のほうに超電導磁石や冷却機構が搭載されています。それから台車は車体の接合部に位置していて、ロマンスカーやTGVのような連接構造でした。この場所にしたのは乗客への磁場の影響を考慮したからだそうです。ほーっ、体への影響の可能性かあ・・・うーん、微妙だ・・・

linear-point2.JPGポイントは想像通り軌道ごと動く構造でした。モノレール以上に大掛かりです。ポイント切り替えには17秒ほどかかっていました。


ところで軌道(ガイドウェイ)の左右には超電導磁石が配置されているが下にはありません。どうやって浮上するのか不思議でしたが、走行用の超電導磁石以外に、浮上用のコイルが重ねて取り付けられていて、車両通過時に車両の超伝導磁石の磁力で浮上用コイルが誘電され、上部の有引力と下部の反発力で浮上するらしいです。「停電したら危ないじゃん!」って質問したんですが、浮上用コイルはパッシブで、急に故障や停電で軌道の超電導磁石に給電されなくなっても、この浮上用コイルには影響ないみたいです。。。うーっむわかったようなわからないような(笑)。
linear-dynamo.JPGちょうどリニアモーターカー(MLX01)が入ってきました。運転席の窓がないのでパパ的にはちょっと違和感を感じます(飛行機のほうがカッコイイなあ・・・)。4両編成で乗車できるのは間の2両。4号車は機械室で1号車はほとんどが長い鼻。ムムッ!なんだか4号車の屋根に排気口らしきものが!気になるぞ!

<外から500Kmの通過を見学> 
リニアモーターカーはセンターを発車すると一旦実験線の端まで移動して、そこから折り返して時速500Kmまで加速します。センターの前はもろに時速500kmで通過するので迫力あります。「ゴーーーー ドンッ! ゴーーー」といった感じです。
通過の様子(900KB・Windows Media 9)
<いよいよ試乗の時間> 
セミナー室みたいなところでリニアのイメージビデオ見て、コンパニオンのお姉さんからレクチャーを受けます。心配だった磁気ですが、シールドされており時計などの精密機器には影響しないとのことでした。けど窓ガラスは磁気シールドできないと思うんですが大丈夫なんでしょうかね?
liner-entrance.JPG<いざ車内へ!> 
プラットホームに止まっているリニアをイメージしていたのですが、完全に隔離されていました。飛行機以上に密着している入り口から車内に入ります。金属を軌道に落とすとやばいのかも知れませんね。

linear-inside1.JPG内装は非常にシンプル。夢の乗り物としてはもう少し遊びがあってもいいと思うのですが、いたって普通の感じです。座席は2-2でほぼ在来線の広さでした。乗った2号車は17列までで、あまり乗れません。

linear-inside2.JPG窓際にお茶やiPodが置けないのは痛い・・・

linear-inside3.JPG前後のピッチも飛行機並み・・・

<さあ出発!> 
発車のアナウンスが流れますがいかにも実験チック。エンタメ性は無しです。とはいいつつ興奮は最高潮。まず加速がすごい。飛行機ほどではないですが80秒で時速500Kmまで加速できるそうです。音は?ありませんでした。リニアの都営大江戸線はもろにインバーターの音がするので少し期待していたのですが、走行音のみです。始めはタイヤ走行で160Kmを過ぎると浮上走行に切り替わります。ふと走行音が消えるので面白い。その後ぐんぐん加速してあっという間に時速500Kmに到達。さすがに速いです。トンネルの光が線のようにつながって見えます。しっかし振動が大きい。浮上後は氷の上を滑るような・・・とイメージしていたのですが、加速と共に騒音と振動は増すばかり。500Km走行時は手帳にメモするのもおぼつかない。ちょっとこれにはがっかりしました。
500Kmの世界(9MB・Windows Media 9)
(ちなみにトンネル内の電灯は12mおきだそうです。)
linear-goods.JPG<けどサービス満点大満足!> 
きれいな冊子、飛行機のような搭乗券、プラスチックの名前(印刷)入り乗車証明カード!などなど、マニア心をくすぐる特典に大満足。(ちなみに左側のグッズはクイズでゲットしたもの。)


<感想> 
夢がかなった大興奮の一日でした。けど冷静に振り返ってみて、リニアは設備コスト・輸送能力・快適性の面で実用化には課題が多いと感じました。特に時速500Kmでの走行音は相当なものなので、市街地の走行はほとんどトンネルか、それこそ小さい頃図鑑で見たようなガラスチューブに入った未来の鉄道にでもしないと苦情殺到だろうなあ。
それから、謎の排気口ですが、質問してみたら、車両への給電用に発電機を搭載しているとのことでした。恐らく超電導磁石への追給電にも活用しているのでしょうね。リニアも「キハ・もどき」だったとは意外でした(笑)。

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