焼酎は「割り水」して「寝かした」ものを「燗」すると美味い。そういった話をよく聞くので、何やらの一つ覚えで、パパもこのメソッドを続けている。この割り水で寝かす行為、パパの味覚でも、お湯割りよりも明らかに美味く感じる。アルコールの刺激が消えてホクホクの芋の香りと甘みが引き立ってくる。不思議なものだ。割り水して3日ほど経つと味がまろやかになってきて一週間過ぎくらいからが本当の飲み頃。こういった飲み方ができるのは自宅ならではですね。
・まず「アルコールが水に溶ける」とは、水の分子がアルコール分子を包み込んだ状態になる事を言う。
・アルコールは濃度が濃いと分子間の水素結合によるクラスター(らしきもの)を構成している。
・アルコールと水を混ぜた場合、始めはアルコールのクラスターが大きいため、水の分子がアルコール分子を十分に包み込めない。
・アルコール分子がむき出しの状態で存在するために、刺激が強くなる。
・寝かすと水の分子がアルコール分子を包み込む作用が進み、アルコールクラスターがなくなる。
・そしてアルコールの刺激が和らぐ。
水の分子がアルコール分子を包み込んだ状態のもの同士が、更にクラスター化するから美味しくなるとの説もあるみたいだが、この実験の結果では、寝かした焼酎は分子の回転速度が速く、むしろ小さな状態である事がわかったらしい。パパ的にはこの話で納得しておくことにする。
あと燗を電子レンジでするのはNGとの説もあるが、この理屈で言うとむしろ美味くするのではないかと思う・・・。今度実験してみよう。
ということで今年のお楽しみ。
