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110号室時代(1906-2018)

西洋館に6部屋あるデラックスツインのうち表側の一部屋。
2号館(花御殿より)の裏南側に位置し、眺めの良い部屋である。
2号館の階段を上がって右に戻ると、廊下の突き当りの位置に110号室がある。
入ると正面に浴室・便所がある。
二つ扉があるのは不思議だが、便所のみの設置だった時代があるのかもしれない。
片方はクローゼットとして使われている。
富士屋ホテルは、風呂が各部屋になかった時代は洗面を設置していたが、残っていない。
入口の位置以外は明治時代からほぼ変わっていないようで、ドアノブは異常に低い位置についている。
ふすまと同じ高さに設計したそうだ。
日本人的な寸法が取り入れられているが、もしかしたら1号館は外人、2号館は日本人と別けられていたのだろうか。

部屋入口扉から 廊下から扉を望む

バスタブの写真がなく、記憶にもないため不明。
実測図から判断すると、四角い固定式が入っているようだ。

34号室(2020-)

西洋館に7部屋あるヒストリックツインのうちの一部屋。
この部屋は間取りに変化がなく、改装のみとなっている。

特徴ある低いドアノブの扉は交換され、普通になってしまった。
現在は31,32の入り口に残っているが、ドアノブ自体は高いところに付けなおされ、
面影は薄れてしまった。

廊下から扉を望む

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