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108号室時代(1906-2018)

西洋館に6部屋あるデラックスツインのうち表側の一部屋。
2号館(花御殿より)の表北側に位置し、眺めの良い部屋である。
2号館の階段を上がると正面に細い入口があり、突き当りに106,107,108の三部屋が扉を並べている。
右手に入ると108であり、入ってすぐさらに右手に浴室・便所がある。入って進んだ左手に部屋が広がっており、正面に洗面もある。
富士屋ホテルは、風呂が各部屋になかった時代は洗面を設置していたようで、珍しい。
入口の位置以外は明治時代からほぼ変わっていないようで、ドアノブは異常に低い位置についている。
しかし、部屋入口は浴室設置時に移動しているため、オリジナルの扉ではないか、またはオリジナルでも元の位置ではないだろう。

部屋全貌 洗面
部屋入口扉 浴室扉
部屋入口上部 浴室
照明 間取り図
東洋陶器会社 トイレ上部の謎の穴
箪笥 最初期の水洗トイレ、ハマってない

バスタブは固定式で、花御殿にあるものと似ているスタンダードな形状である。
トイレのタンクは「東洋陶器会社」というマークがあり、
Co.Ltdを用いない戦時中のものであることが分かる。
浴室はその時期設置されたものであろう。

32号室(2020-)

西洋館に7部屋あるヒストリックツインのうちの一部屋。
107号室であった部分を31,32号室で二分し、そこが浴室となった。
もともとこの部屋の浴室だった部分は、33号室の浴室となった。

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